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シンオウ地方
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シンオウ地方は神に一番近い土地とされており、現在も神様と呼ばれる存在と交流を続けている。
君主制を敷いており、エンペルト族の王族が代々この土地を治めている。
またギルド文化が盛んでコトブキシティが活動拠点地となっており、様々な人々であふれている。
かつてシンオウ地方が「ヒスイ」と呼ばれていた太古の時代より、エンペルトの王家はこの地の統治者として民を導き、神々の意志を地上に伝える「神の代弁者」としての役割を担ってきた。
この王家は二柱の神――時を司るクロシアス(ディアルガ)と、空間を操るアストロス(パルキア)――と契約を結び、神をその身に宿し、守護神として顕現させる力を有している。
近年、前王の崩御により、その若き息子アヴァールが王位を継承した。民の前では誠実で理知的な新王として慕われているが、内心では“世界を反転させ、創造し直す”という危うい理想に取り憑かれていた。
彼の妹であり、王女であるマルタは変わってしまった兄を憂い、彼の野望を止めるべく王城を離れ、世界を救う旅に出る。
王であるアヴァールはクロシアスと、王女マルタはアストロスとそれぞれ契約しており、契約者は神の力を完全に操ることはできないものの、制約のもとでその力を振るうことが許されている。
王政に疑問を抱き、法から独立した者たちの集まり。それがギルドである。ギルドは基本的に職別でまとまった組織であり、人々から依頼された様々な仕事をこなし、生計を立てている。
ギルドには、街を動かせるほどの権力を持つ大企業並みのものもあれば、子供たちだけで結成された小さな冒険隊のようなものまで、大小様々な形態が存在している。
国から見ると、ギルドは法を無視した無法者たちの集団であるが、実際には生活基盤を支え、輸出入を担っているギルドも多く存在し、そのため国とギルド街との間では不可侵条約が結ばれ、過干渉を避ける形で共存している。
その性質から、ギルド街には国や王族を恨んでいる者も滞在している。