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カロス地方

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カロス地方は、「精霊族」と呼ばれる種族が最も多く暮らす地であり、この国の王もまた、精霊族の長として君臨している。

そのため、龍族に対する差別が最も激しい土地とも言われている。かつてはここまで酷くはなかったというが……。

精霊族は魔法に長けた者が多いため、この地では魔力を持ち、魔法を使う者が自然と多くなる傾向がある。

カロス城

女王:レインローズが住まうとされる城。

この国の命運はすべて、女王レインローズの掌中にあると言っても過言ではない。 だが、数百年前に兄・ヘマタイトが亡くなり冥界へ送られてから、彼女はその死の原因が国民にあると信じるようになった。 以来、国中の命を贄として捧げ、兄の復活を目論んでいる。

現在、この城に立ち入ることを許されているのは、女王の護衛を担う騎士団と、ごく限られた側近のみ。 そのため、彼女の姿を見たことのある者は極めて少なく、大多数の国民にとって女王レインローズはおとぎ話の中に登場する幻の存在として語られている。

【ヘマタイトが亡くなる前】

命のサイクルを「死」と「生」という役割で司っていた兄妹は、カロスという地が誕生する頃に生を受けた。

彼らが住まう城の周囲には、四季を超えて様々な色の花が咲き乱れ、人々は兄妹を敬い、時に友人のように親しく接していたという。

当時のレインローズはよく笑い、民を慈しみ、まるで花そのもののように可憐な少女だった。

兄妹には四人の賢者が仕えており、いずれも魔法の才に秀でていた。彼らは兄妹に代わって各地との交流を担う、大切な橋渡し役でもあった。

【レインローズの力】

命に関わるあらゆる事象に干渉する、禁忌とされる力。 この力を持つことが許されているのは、レインローズただ一人である。

彼女が最も多く用いるのは、不老不死の術である。 それは、生者にも死者にも効果を発揮し、対象の心臓を宝石化し自身の角へと飾ることで、永遠の命を与える。